☆この花を見て、過去や前世の在り方を思う

先日、近くの花屋さんで、オステオスペルマムを見ました。この花は冬が終わりかけるころから開花し、花の形もとてもおもしろいです。祈りのDVD「自分自身に向ける愛と癒し」の冒頭に登場します。オレンジや紫など花色もたくさんありますが、DVDでは白を選びました。

私がこの花を見て強く感じるのは、私たち自身の過去や前世につなげてくれるようなエネルギー特性です。見つめていると、過去や前世に思いをはせることができるのです。

私たちがもし幸せではないと感じていたり、苦しい、つらいと日ごろから思っているとしたら、その原因が過去や前世の在り方にある場合も多いもの。

たとえば私たちは幼少時、あるいは子供時代に、親からその後の人生を決定してしまうほどの多大な影響を受けます。

もしあなたの父親が女性問題ばかりを起こしていたら、子供ながらにあなたは父親の生き方を否定し、大人になっても心の底で異性関係を否定して、結婚をすることに抵抗を感じるかもしれません。あるいは気づかないうちに親と同じような伴侶を選んで、苦労することになるかもしれません。

前世がもし戒律を重んじる僧侶だったとすると、結婚することは罪のように感じて、その感覚を魂の中に引き次いで生まれてくるかもしれません。それが原因で、今世でなかなか結婚できないということもあるかもしれません。

またお坊さんは基本的にお布施で生活していたので、お金を稼ぐことに対する罪悪感を持つ人もいるかもしれません。私は前世で何回か僧侶だったことがあるので、これがよくわかります。

一方で、私たちが幸せを感じること、楽しい、嬉しいと日ごろから思うことについても、ほとんど過去や前世の在り方からきているようです。

私の例で恐縮ですが、私は花を育て、花の写真を撮っていると、とても幸せを感じます。それが高じてエネルギー・フラワー・フォトを制作するようになったのだとも思うのですが、実は父も花が大好きでした。

私が小学生の頃、父はどこかで撮ってきた花の写真(当時はモノクロですが)をキャンバスのような枠のあるべニア板に貼り付けて、狭い部屋の壁じゅうに飾っていました。その写真を私は見ながら、感心していたものです。

庭にもいろいろな花が咲いていました。父が植えたものですが、見よう見まねで私もいろいろな花を育てていた記憶があります。大学受験の頃はすでに父は母とは違う他の女性と小さな家で暮らしていたのですが、私が訪ねていくとその庭はいろいろな花で一杯でした。

ブッダが弟子たちに教えたといわれる修行法(トレーニング法)のなかに、四正断(ししょうだん)というものがあります。すでに生じてしまった悪を心に生じさせないように意図して日々努力するとか、すでに生じた善を増長させるように努力するとか。

こういうと何が悪で、何が善かと問われる方がいるかと思います。私は幸せな変容(仏教ではニルバーナとか涅槃、あるいは完全解脱とかいわれますが、その状態に至る変化)を阻害するものが悪で、促進させるものが善だと思います。

だからこの修行法を今に生かすためには、まず自分の過去(や前世)の在り方をよく観察して、そのなかで、幸せな変容の障害となりそうなことはやめ、幸せな変容を促進してくれるものは極力取り入れる(やっていく)ということが大切なのでしょう。とくに心の使い方についてこれは重要だと思います。

人はみな親を自分で選んで生まれてくるといいます。違う言い方をすれば、自分のカルマが相応のカルマを持つ親を引き寄せ、次の生を生じさせたということでしょう。

従い、幼少時に自分の幸せな変容の障害となる心癖などを親から受けた(影響された)と親を恨んでも始まりません。むしろそれを教えてくれたと感謝すべきなのでしょう。