☆蠱惑する本・読書記録その2~「死」は、もっとも偉大な発明

蠱惑(こわく)とは、人の心をあやしい魅力で惑わすという意味。最近、私が今までの価値観とか、考え方、世の中の集合意識の影響を一度壊して、まっさらな目で世界を見ようと、何冊かの本を読み始めています。このブログはその記録です。
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生物の進化における「性」の発明は、もう一つ偉大な発明を行った。それが「死」である。
「死」は、三十八億年に及ぶ生命の歴史の中で、もっとも偉大な発明の一つだろう。
一つの命がコピーをして増えていくだけであれば、環境の変化に対応することができない。さらには、コピーミスによる劣化も起こる。そこで、生物はコピーをするのではなく、一度、壊して、新しく作り直すという方法を選ぶのである。しかし、まったく壊してしまえば、元に戻すことは大変である。そこで生命は二つの情報を合わせて新しいものを作るという方法を作りだした。
これが「性」である。

『敗者の生命史38憶年』稲垣栄洋著

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