ほおじろえいいちのエッセイ

☆法然寺境内の蓮池で咲く、八重の蓮

法然寺の境内にある蓮池で咲いている八重の蓮です。写真を撮ろうとして池に近づくと、カエルが2匹くらいバシャンと音を立てます。朝7時半ごろから眺めていたのですが、だんだんと花が膨らみ、8時くらいになると今度は小さくなり始めます。境内に住んでいる猫が2匹ほどまとわりついてきてかわいいです。
記:ほおじろえいいち 2021年8月11日

☆悲しみはやがて消えてゆくもの

悲しみのエネルギーに満ちあふれた詩ですね。そう、宮沢賢治の「永訣の朝」。妹のトシが結核の病に倒れ、24歳で亡くなるのを看取った賢治。トシが賢治に「あめゆじゆとてちてけんじや」と頼みます。降り溜まった雨雪をとってきて、というのです。暗く沈んだ兄賢治の心を明るくしようとしている、けなげな妹トシ。

私は大学時代(つまり半世紀の昔)、賢治の詩集を大学の図書館で借りてきて読んだとき、衝撃を覚えました。そして自分も詩を書こうと思い立ち、詩らしきものをたくさん書き始めました。30歳になった記念に、その詩を集めた詩集『心的惑星圏』(※注)を自費出版しました。渋谷のパルコパロウルという詩集専門の本屋さんに3冊ほど置いてもらえましたが、1冊も売れないのですぐに引き取ってくださいというので、持ち帰ったことを、いまではすこし誇りに感じます。

さらにもっと昔のことも思い出しました。高校時代、現代国語の時間に先生がこの詩(永訣の朝)のことを取り上げていたのでした。1クラス50人ちょっとで、たしか1学年8クラスありました。私は一番前の机が自分の席でしたが、授業中私はひどく感動し、すこし涙ぐんでいたのでしょうか。先生がそんな私のことを見つめてくれていました。

悲しみのエネルギーは、ネガティブなエネルギーです。といって、ネガティブはいけないというわけではありませんが、できたらもっと明るく、ポジティブなエネルギーに満ちていた方がいいですね。最後にトシが今度生まれてくる時は、「私のことでお兄さんがこんなに苦しまないように生まれてきます」といっているのが救いですね。前向きに心を転換している。

賢治は1896年(明治29年)8月27日生まれで、亡くなったのは1933年(昭和8年)9月21日。法華経を信仰していた彼の生涯の時代背景も、大きく影響をしているのだろうと思います。

(※注)この詩集から20篇ほど抜粋して、動画詩集「次元上昇」をつくりました。
興味がありましたら是非ご覧ください。DVDとしてリリースしています。

以下に賢治の詩「永訣の朝」を掲載させていただきます。

「永訣の朝」

けふのうちに
とほくへいつてしまふわたくしのいもうとよ
みぞれがふつておもてはへんにあかるいのだ
(あめゆじゆとてちてけんじや)
うすあかくいつそう陰惨(いんざん)な雲から
みぞれはびちよびちよふつてくる
(あめゆじゆとてちてけんじや)
青い蓴菜(じゆんさい)のもやうのついた
これらふたつのかけた陶椀(たうわん)に
おまへがたべるあめゆきをとらうとして
わたくしはまがつたてつぱうだまのやうに
このくらいみぞれのなかに飛びだした
(あめゆじゆとてちてけんじや)
蒼鉛(さうえん)いろの暗い雲から
みぞれはびちよびちよ沈んでくる
ああとし子
死ぬといふいまごろになつて
わたくしをいつしやうあかるくするために
こんなさつぱりした雪のひとわんを
おまへはわたくしにたのんだのだ
ありがたうわたくしのけなげないもうとよ
わたくしもまつすぐにすすんでいくから
(あめゆじゆとてちてけんじや)
はげしいはげしい熱やあへぎのあひだから
おまへはわたくしにたのんだのだ
銀河や太陽 気圏などとよばれたせかいの
そらからおちた雪のさいごのひとわんを……
……ふたきれのみかげせきざいに
みぞれはさびしくたまつてゐる
わたくしはそのうへにあぶなくたち
雪と水とのまつしろな二相系(にさうけい)をたもち
すきとほるつめたい雫にみちた
このつややかな松のえだから
わたくしのやさしいいもうとの
さいごのたべものをもらつていかう
わたしたちがいつしよにそだつてきたあひだ
みなれたちやわんのこの藍のもやうにも
もうけふおまへはわかれてしまふ
(Ora Orade Shitori egumo)
ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ
あああのとざされた病室の
くらいびやうぶやかやのなかに
やさしくあをじろく燃えてゐる
わたくしのけなげないもうとよ
この雪はどこをえらばうにも
あんまりどこもまつしろなのだ
あんなおそろしいみだれたそらから
このうつくしい雪がきたのだ
(うまれでくるたて
こんどはこたにわりやのごとばかりで
くるしまなあよにうまれてくる)
おまへがたべるこのふたわんのゆきに
わたくしはいまこころからいのる
どうかこれが天上のアイスクリームになつて
おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに
わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ

☆青菱紅蓮・開花2日目です

今朝、2つの鉢でそれぞれ青菱紅蓮の花が開花しました。開花2日目です。5時過ぎには蕾を膨らませ始め、7時半にはこのように大きく花を開きました。小さめの花ですが、花の上に掌を当てるととても温かい。とくに開き始めた5時過ぎがいちばん温かい感じです。37度Cくらいはあるでしょう。私の持っているふつうの体温計ではうまく測れない(何度やってもエラーが出てしまう)ので、電子体温計を手に入れて測ってみようと思います。

蓮の花の発熱の仕組みは、科学的にはまだ完全にはわかっていないようです。外気温とも関係するようで、蓮の花自体が外気温とうまく調整しているらしい。

発熱する部分は、中心の花托と呼ばれるところ。生化学的にどのような仕組みで熱を発生させるかもよくわかっていないようです。

香りもとてもよく、顔を近づけて嗅いでみると、うっとりとしてしまいますね。

蓮の花の開花時期は夏にかぎられるので、研究するのも時間がかかります。

(記:ほおじろえいいち 2021年7月30日)

☆蓮の花開花2日目!


今朝 5 時過ぎに目が覚めました。この蓮の花、今日は開花2日目なので、いちばん美しく咲く日です。それが私の誕生日! 5時過ぎから膨らみ始め、7 時半には最大になりました。手の平をかざすとジンジンと温かく、顔を近づけると何とも言えないいい香り。昨日よりもエネルギーが強くなっているなあ。7時半を過ぎると、今度は花を閉じ始めます。9時には花は完全に閉じてしまう。いつ見ても神秘的な青菱紅蓮(せいりょうこうれん)です。

☆私が育てている花たち

ヤロウという名前のハーブの花です。6月26日10時過ぎに撮影。香りがとてもいいです。

グラウンディングパワーが強いので、このフォトを見ているだけで足が熱くなってきます。

 


青菱紅蓮の花の蕾が大きくなってきました。冷たい雨もなんのその。

背景はヤロウの葉っぱたち。7月1日10時前に撮影。

☆蓮の季節が始まります

蓮を10鉢以上栽培しています。葉の生長具合から見て今年一番咲は「ミセススローカム」かと思っていたら、なんと青菱紅蓮(せいりょうこうれん)の花芽が伸び始めました。

今後の成長の様子をご紹介します。

2021年6月22日撮影

☆2021年元旦の3つ並んだピラミッド型の山

謹賀新年 本年もよろしくお願いいたします。


元旦の午前10時過ぎに ちきり神社 のある小さな山の上から撮影しました。

2021年がよい年になりますよう祈ります。

ほおじろえいいち