トランサーフィン 鏡の「超」法則 リンゴが空へと落下する - 奇跡の願望実現法

内容紹介
ロシアでシリーズ(全7巻)150万部を売り上げているベストセラー、ヴァジム・ゼランド著『リアリティ・トランサーフィン』第4巻の邦訳版。須貝正浩訳+ほおじろえいいち監修。
目次
- ・ 第1章 影とのダンス――卑劣さの法則と不運続きの法則 私は自分と世界と一緒に散歩に出かけるところ。
- ・ 第2章 この世界は「二元鏡」――「神々の夢見」によって、日々現実化している世界である! 私は自分の世界を気遣う。
- ・ 第3章 世界があなたに歩み寄る7つの鏡の基本法則――鏡の迷宮(人生の呪縛)から抜け出す方法を教えます 私の世界は私のことを気遣ってくれる。
- ・ 第4章 鏡(固定観念の扉)を抜け出し、バリアントの空間であなたを待ち受ける第三の贈り物を受け取ろう! 私は自分の世界と一緒におもちゃを受け取りに行くところだ。
- ・ 第5章 かくしてリンゴは空へと落下する [リアリティ・トランサーフィン用語集] わかりました、愛しい人。
- ・ 永遠性の客として 監修者解説・翻訳者あとがき
監修者解説より抜粋
本書で最もおもしろい考え方は、言うまでもなく「鏡の法則」です。ここに説かれる「鏡の法則」は、「トランサーフィン流・鏡の法則」で、真打ち「鏡の法則」、あるいは「鏡の[超]法則」といっても過言ではないでしょう。
その法則には、七つあります。
それではなぜこの鏡の法則が有効なのでしょう。それは世界が鏡になっているからです。ゼランドはその鏡のことを「二元鏡」(dual mirror)と呼んでいます。私たちは日ごろ何げなく鏡をのぞき、自分の顔を見ています。そこに映った自分の顔は、物質的な現実を映し出したものです。しかしその奥の空間に、形而上学的なバリアントの空間が広がっているのです。そして、私たちはその空間を感じることができます。物質的な現実を映し出し、しかも形而上学的な現実をそこに同時に感じさせる鏡。それが二元鏡です。
人類が初めて鏡によって、自分の顔を認識したのはいつのことだったのでしょう。それは原始人類の時代、池や川の水を飲んでいたときに、水面に映った自分と同じ仲間(自分自身)の姿を見て驚いた時なのでしょうか。心理学者ビューラ・アムスターダム女史は、人間の赤ん坊は生れたばかりの時はまだ鏡に映った自分を自分の姿と認識できず、それができるようになるのは生後二十~二十四ヶ月になってからということを明らかにしました。
これをゼランド流に解釈すると、それまでの乳児はまだ彼らの魂のいた場所、つまりバリアントの空間に浸っているからということになるのでしょうか。ゼランドによると、生まれたばかりの人間の理性は白紙の状態であるといいます。しかし、脳の成長とともに理性は「振り子」からの教育を受け、次第に自我(エゴ)が芽生え、物質世界の現実のなかで暮らしていけるようになるのです。
鏡は古来より人々の心をとらえ、宗教や魔術にさまざまに使われてきました。現代に至っては科学においても人間は鏡の不可思議な性質を利用しています。しかし今、ゼランドの登場によって、ついに鏡の本質が言い当てられたのでしょうか。だとすると、私たち人間は鏡に映る現実世界のリアリティばかりではなく、もう一つのリアリティ、つまり鏡の反射面に合わさっている形而上学的なリアリティさえもコントロールするカギを手に入れたことになります。おもしろいことになってきました。